絞り工芸館 TOP
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  12月 20日(金) 曇一時小雨
 
 12月も20日になった。 今年も残り10日あまり。 今月はあまり走れていない。
 
 HPも造れていない。 今日は...風が強い。 そして寒い。 でも嵐山定点に行く。
今日の嵐山
 
 帰り道 絞り工芸館に寄る。 京鹿の子絞りは、今までに見たことがあるが、僕には無関係な着物・装飾品ばかり。
 
 縁がないものと思っていた。 が、今回浮世絵を京鹿の子絞りで表現した展示会。 これは見に行かなくては!
京都絞り工芸館京都絞り工芸館
 
 小さなミュージアム。 スタッフの数も少ないんだろう。 展示場に入ると館長自ら案内してくれた。
 
 富岳三十六景の浮世絵が鹿の子絞りで造られていた。 番外の十景を含めて四十六景。
 
 浮世絵を楽しみに来たのだが、鹿の子絞りの技法が眼につく。 ほとんど色のないところも絞りの跡がある。
 
 この一枚の絵にいくつの絞りがあるのだろう。 絞りの技法は数あって、一人は一つの技法をまもる。
 
 次々職人を周って、絞り・染色・ほどきの工程を経て製品になる。 でもそれが材料。
 
 職人は製品に触れることがナイそうだ。 このような絵画になると、職人も眼にすることができる。 それが貴重なことなのだそうだ。
 
 今は技法の後継者がいない。 もうしばらくすると、あと十年もすると、この技術はなくなってしまうかもしれない。
 
 館長の話では「早く世界遺産に登録したい」 今登録しないと無くなる技術だから。
 
 
 簡単な体験(有料)もできるのだが、僕には関心がナイ。
 
 展示を見終わったら、館長が総絞りの展示品を見せてくれた。 大変な仕事量。 それが価格に跳ね返る。 高いのはやむを得ない。 伝統技術。
 
 今はまだ見られるが、絶えてしまうのが許されるのか? 残すためには...
 
 考えさせられることだった。 
 
 
 京都の街に残る伝統。 果たして支えることができるのか?
 
 体験は女性の興味を引くものだナ、と思った。

 本日の走行距離 34.9km 走行時間 2時間 00分 平均時速 17.4m/h TOP
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