旧街道序章 2   TOP

  5月 31日(木) 晴  29日 西国街道
 
 29日雷雨にめげて帰り、東海道57次を探せなかったので、少しだけ探しに行く。
 
 でも制約がある。 今日で5月が終わるが、今月は走行距離がかなり伸びているので、80kmを越えるのはダメ。
 
 片道30kmに限定して探しに行こう。
 
 東海道53次はよく知られているが、57次のほうはそれほどでもない。 徳川3代目家光によって東海道は57次になった。
 
 京都の皇室に大名を近づけないため、バイパスとして造られた。 大名屋敷も造らせなかった。
 (幕末には多くの雄藩が大名屋敷を構えたが。)
 
 
 東海道を江戸から下ってきて、53次目が大津宿。 逢坂山を越えて髭茶屋追分で、京都と大阪に分かれる。
髭茶屋追分追分石碑近くの石碑
 
 石碑には「右 京三条 左伏見道」書かれている。 すぐそばに大きな石碑がある。 これは何?
 
 下り坂なので、すぐ名神高速をくぐる。 道なりに進むと大きな病院。 そして五条通に出る。
名神高速と交差五条通と交差交差点を渡ったら
 
 ここには信号がないので、近くの信号で渡り、東海道に戻る。
 
 そして すぐそばに田植えの終わった水田がある。 のどかな街道。
 
 少し行くと再び五条通と交差。 五条通が大きく曲がっているのが原因。 大塚交差点。
五条通と交差(大塚交差点)古い石碑
 
 五条通といったが、国道1号線。 交通量はとても多い。
 
 東海道のほうは道が狭いが、交通量は結構ある。 大型バスも通るので、離合は難しいことがある。
 
 交差点を過ぎるとすぐ新幹線の下をくぐる。 その手前に古い石碑。 宇治道と大津の表示がある。
 
 
 少し行くときれいな木立。 一里塚かな?と写真を撮る。
 
 まだ進むと、再度名神高速と交差。 その前に一里塚。
木立再び名神高速一里塚跡
 
 山科警察を右手に見て進む。 川の手前で右折。 もう小野に来た。
山科警察ここで右折 西へ外環状と交差 小野
 
 交差点を西に進むと、外環小野交差点。 直進。
 
 なお西に進むと、観修寺に当たる。 お寺を回ってなお西に進む。
 
 ゆるやかな坂を上っていくと、名神高速と並走する。
観修寺名神高速と並走名神高速と並走
 
 明治の国鉄東海道線もここを通っていた。 東西交通の要所なんだなぁと今書いていて思った。
 
 旧東海道・初期の東海道線 そして日本最初の高速道路が全部ここを通っていた。
 走っているときはそんな考えは何もなかった。
 
 
 下りになると、右手の細い道が旧東海道。
右の狭い道広い道に戻る坂を上る 南へ
 
 狭い道を進む。 すぐ元の道と合流。 そしてほんの少しで左に坂を上りだす。
 
 JR奈良線と同じ高さ。 でもまだ上る。
 
 奈良線の上を横断。 次の交差点 左はJR藤森駅へ。 右折する。
JR奈良線を跨ぐ右折 西へ京町通 南へ
 
 下り坂を西進。 京町通で左折。 南に向かう。
 
 この通りも交通量は多い。 狭い道なので、自転車も大変。
 
 昔の遊郭の跡 撞木町跡を通過する。
撞木町跡国道24号と交差丹波橋通 西へ
 
 国道24号線の交差点を直進。 丹波橋通りを右折。
 
 小学校の前に新しい石碑。
新しい石碑通りの様子大黒寺
 
 左折。 この通りも狭い。 大黒寺・金札宮があって、区役所のそばを抜けると大手筋商店街。
金札宮大手筋電車発祥の碑
 
 商店街のアーケードの上に丸いもの。 ソーラー関係のもののようだ。
 
 油掛通を西に。 竹田海道を左折するのだが、角の店の前に「電車発祥の碑」 左隅に小さく写っている。
 
 
 寺田屋のある京橋を過ぎ、すぐ中書島。 昔市電の終着点。 右の道で右折。 西へ。
中書島伏見港公園宇治川に出る
 
 川を渡って左折。 京阪電車の踏切を越えると伏見港公園。 そのまま進むと宇治川に出る。
 
 写真の左の高い塔は三栖閘門の一部。 貴重な近代化遺産だが、今は使われていない。
 
 そのまま宇治川の堤防が街道。 のどかに堤防を走る。 昔は橋がなかったろうに。
距離標識国道1号線と交差千両松踏切
 
 距離標識の向こうに阪神高速京都線。 その下に国道1号線も見える。
 
 国道1号線は信号がないので、渡れない。 近くの信号まで行くか、スロープの下にある地下道をくぐるしかない。
 
 堤防に戻って進む。 堤防下には京阪電車。 千両松踏切を渡って電車と並走。
 
 このあたりも鳥羽・伏見の戦いの古戦場。 そして敗走する徳川軍が焼き落とした淀小橋の跡も。
京阪と並走鳥羽伏見の戦跡淀小橋跡
 
 そして納所交差点。 旧東海道はここで折り返して、東南東に進む。
 
 最近 淀駅が高架になって周りの道もずいぶん変わった。
納所交差点高架になった淀駅
 
 突き当りが東海道。 淀の街を走る。
 
 何も目印のないここで右折。 少し行って左折。 直線の道路が東海道としては珍しい。
ここで右折直線の道路松ヶ崎病院
 
 進むと急激に田舎になる。 周りは畑。 松ヶ崎病院だけが異色。
 
 道もなくなる。 すぐ三川合流が見えているが、道はない。
 
 徒歩なら登れるが、自転車は担がなければ。 上る。
ここを上る御幸橋から八幡を見る淀川堤防沿い
 
 スロープがあって後は走れる。 三川合流・御幸橋から八幡を見る。
 
 京阪の駅のほうに下り、すぐ右折する。 自転車駐輪場のそばを抜ける。 淀川堤防沿いを走る。
 
 面白い道。 広くなったり狭くなったり。 とても旧街道と思えない。
 
 橋本駅まで来た。
橋本駅京阪の線路を渡るまるっきり農道
 
 極端に狭い道になる。 一度クランク状に曲がって進む。
 
 京阪の線路を渡り すぐ右折。 これが旧東海道? まるっきり農道。 曲がりくねった狭い道。
 
 橋本の砲台跡を過ぎると、急に街の中になる。 この格差が驚き。
橋本砲台の跡急に街の中ここを右折 樟葉
 
 橋本の砲台は外国の船を京都に入れないために造ったが、実際に使われたのは戊辰戦争の時だけだった。
 
 広い街中の道を右折する。 樟葉の駅が近い。
淀川堤防に出る
 
 樟葉の駅のそばで府道13号線と合流。 堤防の上に出る。
 
 もう30kmを越えている。 ここから戻ろう。 続きは次のチャンスに。
 
 29日 西国街道

 本日の走行距離 62.9km 走行時間 3時間 44分 平均時速 16.8km/h TOP
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