西国街道   top

  4月 19日(木) 晴
 
 最近はまいまい京都の歩きによく参加している。 今日も「西国街道」を歩く。
 
 JR向日町駅に集合して、羅城門まで歩く。 自転車マップにも西国街道がある。 これもいつか走ろう。
 
 
 昨日大原野からの帰りに、距離を測ったら5km以上ある。 自転車をどこに置くかが問題? 考える。
 
 羅城門付近には駐輪場がない。 羅城門内に自転車が何台か止めてあるが、長時間は不安。 結局梅小路に止めて電車で向日町に向かう。
 
 向日町に着くとすでに講師らが待っていた。
向日町駅前
 
 この講師とは今迄から縁がある。 歩く街京都の社会実験の時、中心部の駐車場を無料駐輪場にするのを手伝った。
 ほかにも祇園祭の鉾建てや、剣鉾祭りでも出会っている。
 
 待っている間に質問する。
 「左京の住人やのになんで西国街道なんや」 講師曰く 「なんでやろナ。 西国街道は西宮から歩いた。」
 
 西宮からならざっと80km。 一度に歩いたらどこかで宿泊が必要になるナ。
 
 
 参加者が揃い、出発。 駅前がすでに西国街道。 すぐ踏み切り跡。 「これが本来の西国街道。」
 
 駅が大きくなって踏切が廃止された。 少し回り道して地下道で横断。
踏み切り跡地下道のパネル
 
 途中にいくつかの西国街道の表示。 本来の街道ではないが、この当たりの住人の意思の表れ?
 
 踏切の反対側に出て西国街道に戻る。 こちら側には西国街道の表示はない。 すでに京都市内なのだ。
反対側の西国街道愛宕講の灯明
 
 下久世村の中は東西南北の道。 国道171号線を渡ると、道は斜めになる。
 この西国街道の方が古くからある。 すぐ琴弾橋。 道真を送ってきた人が琴を弾いた?
 
 狭い参道が長く続く奥に「厳島神社」がある。 ここを見てすぐ傍の国道から森の様子を見る。
厳島神社
 
 街道に戻り木下神社に寄り、久世橋に近づく。 そこに大きな家がある。
 その前で集まっていたら、当主が出てきた。 中に入って見ろと言う。
大きな旧家大きな旧家
 
 丸に十の紋 島津の紋だ。 先祖は薩摩から来たそうだ。 中は一部リフォームされているが、和室は昔のまま。
 立派な掛け軸が何本もある。 写真を撮るのがためらわれる。 1枚だけ。
 
 思わぬハプニングに感謝して、先に進む。 171号を少し西に。 大嫌いな上久世の交差点。
 歩道橋を渡って、綾戸国中神社。 小さな神社だが、結構手入れがなされてる。
綾戸国中神社1本残る桜満開
 
 ここの神がいないと祇園祭が成立しない。 ここから稚児が神を連れて行く。
 
 アァ 久世稚児がここから出るのだ。 だから久世稚児は馬から降りなくてもいいのか。
 
 
 この頃 気温はわからないが、暑くてたまらない。 皆手に持ったペットボトルから水分を補給している。
 僕はすでに空っぽになっている。 どこかで補給しなければと思うのだが、なかなか見つからない。
 
 まだ街道を外れて進む。 蔵王堂。 浄蔵という法力の強い僧を祀る。
蔵王堂蔵王堂
 
 街道に戻り久世橋を渡る。 2級国道のプレートを見る。
久世橋手前の石標2級国道のプレート
 
 ゆっくりとした下り坂。 西の茶屋にひむき地蔵がある。 街道からは地蔵は東向いているように見えるが、西向きなのかもしれない。
西の茶屋 ひむき地蔵
 
 水分の補給に成功したが、すでに脱水症状か? いくら飲んでも乾きは止まらない。 もう一度水分補給。
 
 
 北東向きの道は続く。 途中各堂171号や西大路通を渡り、九条通に出会うまで続く。
街道で見かけた?西国街道の歩道橋
 
 前方に東寺の五重塔が見える。 ここまで来たら、羅城門はすぐ。
羅城門で話を聞く
 
 羅城門で話を聞いて、アンケートを書いていたら、空気が変わった。 湿り気の多い雨が降る前の空気。 急いで帰ろう。

 本日の走行距離 25.8km 走行時間 1時間 32分 平均時速 16.9km/h TOP
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