祇園祭と京料理 MAP top

  7月 9日(金) 雨
 朝出かけようと自転車にまたがったら雨が降ってきた。 天気予報は午後からの雨。
 雨具は用意してある。 雨具を着けて再スタート。 明日から鉾建ての京の町へ京都検定現地講習会「祇園祭と京料理」に出かける。
 
 自転車を鶏鉾の倉庫前に止め、集合場所へと歩く。 この頃は小雨になっていた。
 
 紫織庵は川崎家住宅が正式名称。 大きな町屋で新町通に面して立っている。
紫織庵外観紫織庵紫織庵洋館部分
 
 「大塀造」(だいべい造り)の唯一現存する住宅だそうです。
 和室部分を上坂浅次郎、洋館部分は武田五一が設計しました。 どちらも明治末期から大正にかけての第一人者です。
 
 ご当主川崎氏の話は八幡山に関わる自慢話です。 それが嫌味がなく笑いを誘う話になります。
 糸へんが儲かって仕方がない頃、このあたりの町屋は多くがビルになってしまった。
 
 それまで屏風祭に金をつぎ込んできたのに、ビルになると屏風が飾れない。 貴重な屏風が散逸した。
 大きな部屋をぐるりと囲む6双の屏風を有名画家に描かせた家も、屏風を手放したそうです。
 その一つが隣の部屋にある竹の屏風と、隣を指差します。
 
 そういえば、この向いにある八幡山会所の装飾品には、去年見て感嘆したものです。
 糸へん景気の名残が残ってるのでしょうか?
 
 帰り際 当主に質問。「近くにくろちくを掲げる町屋が何軒かあるが?」
 ご当主 不機嫌になって「アレは京の人間と違う」 「京の人間なら壁を黒には塗らへん」
 僕は イラヌ質問をしてしまったかな? 京都の中の京とそれ以外。 確執はある。 価値観の違いが大きいだろうナ。
 
 その後 新町通を南下します。 六角下がるには「無名舎」・「松坂屋」があります。
無名舎松坂屋の元祖本店
 
 「学園大学町屋」や別の町屋もあります。
学園大学町屋長江家住宅
 
 四条通を越えて仏光寺下がるに料理屋「木乃婦」があります。 ここで三代目から京料理の話を聞きます。
 
 次に綾傘鉾の広報担当理事から「綾傘鉾」の話。
 それが終わって、近くにある大原神社まで歩いて移動。
 
 狭い境内で、雨の降る中話を聞きます。 「三和町の大原神社のお札を売っていた出張所」
 
 一日雨だったナ。 でも面白い話をたくさん聞けた。

 本日の走行距離 18.0km 走行時間 1時間 04分 平均時速 17.0km/h top
inserted by FC2 system