疏水物語4 MAP top

  4月30日(木) 晴
 月末 今日40km以上走るとなんとか月間距離が900kmになる。
 
 先日伏見港・三栖閘門まで走って、疏水物語を完結したが、著名な「疏水分線」が取り残されている。 コレダ!
 「疏水分線=哲学の道」的な知られ方だが、その実態を調べよう。
 
 4.0km 家からインクライン上部まではすぐ近く。 ここから疏水分線を訪ねて、自転車を担いだり押したりして進む。
分線の分岐何有荘の裏
 
 すぐ「何有荘」の裏だ。 「植治」 小川治兵衛が南禅寺界隈にたくさんの庭園を造った。 この疏水の水もたくさん利用している。
 無隣庵もそうだし、何有荘もしかり。 野村邸の庭も立派なそうだ(まだ見たことがないな)
 
 南禅寺に入る。 水路閣。 自転車をまた担ぐ。 水路閣を渡ると分線はトンネルに入る。 もうそばは進めない。
水路閣の水路水路閣水路閣すぐトンネルに入る
 
 野村邸(現在は野村美術館)はまだ開いていない。 放水路のそばを上る。 もうトンネルから抜けているようだが確認はできない。
野村美術館吐き出される水放水路
 
 その後も何度か水路を確認しに上って行くが、水路には近づけない。
 6.0km 若王子に。 ここまでは分線は見ることができないようだ。 ここからは哲学の道。 押して進む。
若王子哲学の道ツツジ桜と楓
 
 銀閣寺手前で流路は西向きになる。 今出川通りの北側を西へ。 白川と交差。
哲学の道の碑銀閣寺道橋本関雪邸
 
 その少し西で今度は北へ流れていく。 どうしても不思議。 すぐそばの白川が南に流れるのに、分線は北に流れる。
今出川通りの北側白川と交差(正面が疏水)狭くなって北行き
 
 北大路を超えるとすぐ叡山電車と交差。
北大路叡山電車と交差疎水にそそぐ川
 
 10.4km 暗渠になったらすぐ高野川。 今はここで高野川に全部放水されているようだ。
暗渠になる高野川放水口
 
 対岸に広い道が見える。 続疏水分線。 まだまだ続く疏水物語。
松ヶ崎浄水場松ヶ崎浄水場続疏水分線物語
 
 ここには松ヶ崎浄水場がある。 そこに疏水分線は生きている。 以前は高野川をサイホンで潜っていたはずだが、川の改修で消え去ったようだ。
 水は少ないが流れている。 ここも桜並木。 
 
 泉川とは平面交差。 泉川の水量の一部が疏水分線の主力となって流れる。
泉川との交差ツツジ暗渠になる
 
 下鴨本通りを越え、下鴨中通り付近で暗渠になって、北大路通と再度の交差。 そして少し行くともう鴨川。
北大路と交差鴨川に至る最後の放水口
 
 ここで「疏水分線」は本当の終端。 鴨川に流れ込んで分線の物語も終結。
 
 まだ距離が足らない。 ここから嵐山に行って、CRを少し走ろう。
本日の嵐山
 
 もう菜の花の季節も過ぎたんだな。 山の緑も色濃くなってきている。 さぁ これからだ。 走るゾ。

 本日の走行距離 54.2km 走行時間 3時間 12分 平均時速 16.9km/h top
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