現地講習会 MAP top

  11月09日(日) 
 現地説明会 栗原邸(旧鶴巻邸)に行ってきた。通常非公開の建物・庭園なのだ。
 
 金戒光明寺を後にして、本日のメインイベント栗原邸に移動する。
案内ポスター
 地元山科の疏水のそばにある。今までも何度も見ている? でも実態は驚くものだった。
 
 DOCOMOMO選定の「近代化遺産全国一斉公開2008」の催し。栗原邸(旧鶴巻邸)はモダニズム建築の遺産。
 この建物は京都高等工芸学校(現京都工芸繊維大学)の校長であった鶴巻氏の家を、
 同校教授の本野清吾が設計した家。その当時の先端技術で建てられた、モダニズム建築。
 
円形玄関下から見上げる建築構造
 
 鶴巻校長から栗原氏に渡り、戦後米軍に接収されていて、いま栗原氏が住む住宅。
 1929年(S 5)にできたそうだが、琵琶湖疏水のそばでとても景観がよかったようだ。
 
疎水からの全景周りの風景
円形テラスきれいな階段崩れる天井
 いい状態で保存するのは難しいようだ。しかも居住したまま。
 
ローケツ染めの襖
 この襖は、鶴巻氏が自分で染めたローケツ染めで作成された。
 
 たっぷり知的充足を得て、満ち足りて帰宅。充実の一日(笑)
 
本日の走行距離 13.9km 走行時間 0時間 46分 Ave 17.8km top

  10月04日(土) 晴
 京都検定現地講習会 西本願寺に行ってきた。通常非公開の建物なので、写真は撮影できない。
 
 講義は竜谷大学で始まる。窓から見える、洋館は明治に建てられた「木骨構造」だそうだ。
 鉄筋構造や鉄骨構造が手に入らないころ、職人の心意気が感じられる。
 
木骨製の建物(龍谷大学)
 講義が終わって見学。まずは「唐門」(唐破風の屋根がある門)は極彩色で彫り物も多い。安土桃山の時代もの。
 これはいつかの火事に焼け残ってここに移されたもの。との説明(写真はすべて後日解放された部分から撮影)
 孔雀の彫物も素晴らしい。
 
唐門孔雀
 御影堂は工事中。登録文化財としては奈良東大寺の大仏殿に次いでの大きいとのこと。
 (東本願寺の御影堂は世界最大の木造建築物だが登録文化財ではない)
 
本堂御影堂
 「飛雲閣」は聚楽第の遺構といわれているが、火事で焼けて再建したものと思われる。独特の構造。
 
 書院はいくつもの部屋と二つの能舞台を見る。「南能舞台」は廊下からは背面の画が見えないが、室内からだと見える。
 ほかにも書院の中には貴重なものが詰まってる。が写真はなし。
 
本日の走行距離 20.7km 走行時間 1時間 11分 Ave 17.3km top

  7月25日(金) 晴・非常に暑い日
 京都検定現地講習会 何有荘に行ってきた。通常非公開の建物・庭園なので、写真は掲載できない。
 
 お寺の本堂のような大きな広間で講義。戸はすべて明け放れているが、エアコンはなし。
 とにかく暑い。暑さに弱い僕はそれだけでメゲテしまう。 ところどころに置かれた扇風機から離れられない。
 
 講義の後の見学は、庭園と建物の班に分かれて実施。
 庭は庭師7代目小川治兵衛の中期の作とか。他に有名なのは「無隣庵」とか「平安神宮」の庭。どちらも水をうまく使ってる。
 
 ここ何有荘も水を利した庭園。日本最大級の滝もある。
 「水」はすぐ上を流れるビワコ疏水から直接取り入れている。 その水を縦横に使っての庭。見事なものだ。
 
 建物もスゴイ。洋館部分の床は組木細工。どれだけの人がどれだけの時間をかけて作ったのか?
 壁には「三十六歌仙」が中国の詩人で表されている。魯迅ぐらいしかわからなかった。
 
 まだまだあったが、画像もなしでは説明できない。これほどの邸宅・庭園が公開されていないのはもったいないな。
 
何有荘入口裏山から見る

本日の走行距離 21.4km 走行時間 1時間 13分 Ave 17.5km top
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