鎮魂の日
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1月17日(木) 晴 鎮魂の日
朝山科は雪が舞ってる。今日は鎮魂の日。出かけることは決めていた。南に向かうのだから雪は怖くない。
朝と言うより未明。激しい揺れで眼が覚めた日から13年が過ぎた。あの日もこんなに寒かったかな。
「ニュースがなかなか伝わらない。死者が出てるな」と思った。それから13年。初めて「人と防災未来館」に向かう。
衝撃だったものはたくさんあるが、未だに忘れられないのは高速道路の倒れた映像。あり得ない。
その前年。同じ1月17日米国の地震で高速道路の橋桁の落ちているのが信じられなかった。
それに前輪がはみ出してぶら下がっているスキーバス。そのころはスキーバスをよく利用していたからな。
あわてて前方に移動してたなら落下! 沈着冷静に行動した運転手に栄誉賞を!
9時5分 想いを巡らせながら自宅を出発
10kmほど走ったら雪はやんだ。ところが西山に近づくとまた降り出した。
風も冷たい。だが基本的に追い風。ラッキー
山崎インターあたりで急に雪が消えた。それどころか空は快晴。
171号線を進む。10時25分 26.7km 高槻 小休止
もう雪にも雨にも会わないだろう。快調に走る。
茨木インター近くのオーバーブリッジは通れない。下を回って信号を待つがなかなか変わらない。
他のオーバーブリッジも自転車通行不可が多い。それなのに自転車の案内がない。この前の姫路の帰りは夜だったので気づかずに通ったかも。
11時46分 48.9km 猪名川
猪名川
離陸する飛行機
伊丹空港の誘導灯にはじめて気づいた。写真を撮ってカメラをしまった時、離陸するプロペラ機。
橋を渡っている間にも次のジェット機が離陸して行った。
12時15分 56.3km 西宮で昼食。牛丼を食す。
国道171号線から2号線に変わって芦屋に入った頃からアラレが降る。
風が舞ってるのか、地面に落ちたアラレが前に後ろにと転がる。顔に当たると痛い。
神戸に近づくにつれ雪へと変わる。人と防災未来館に着くまで降っていた。
13時37分 73.4km 人と防災未来館
人と防災未来館
館内風景
鎮魂の鐘を
献花の菊の花
人と防災未来館の前で式典がおこなわれていたようだ。着いた時には終わっていたが、TVを片付けているスタッフがいる。
鎮魂の意を込めて献花をして、鐘を鳴らす。人と防災未来館は今日は無料で入館できる。
4階から順に展示を見る。あの日を思い出す。東南海・南海地震が近い将来起こる。それに対応できるか。問題だ。
人と防災未来館を出て近くの市立博物館に行く。「ヴィクトリア アンド アルバート美術館浮世絵名品展」が開催されている。
ちょっぴりアートの心も充足させる。
14時50分 77.1km 市立博物館
浮世絵は人物画が多い。人物画はよくわからない。風景画は少ないがやはり感動する。
特に葛飾北斎の構図には何度見ても驚かされる。なんだか非常に儲けたような気分。
気を良くして輪行で帰ることに。込みだす前に電車に乗ろう。
15時40分 78.3km 三ノ宮駅 自転車を輪行袋に入れ電車に乗る。まだまだ空いている。
本日の走行距離 78.3km 走行時間 3時間 48分 平均時速 20.7km/h
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